20150817

シルクロードで行く福島オススメルート巡りの旅2日目

雨の中二日目スタート

福島オススメルート巡りの旅、1日目のホテルに入って夕方のニュースで天気予報をみながらちょっとブルーになっていました。翌日の天気は雨。ぐぅ。
まあ、それはそれ。その場の状況を楽しむのです。
午前7時前、ホテルを出てすき家で腹ごしらえをしてさあ、出発。まずはR4で伊達市まで北上。ここから阿武隈川沿いを下ります。
R349は阿武隈川に沿って切り立った崖にへばりつくように走ります。
一車線だけのかなり狭い区間もあり、雨も降っていておっかなびっくりでしたが、眺めは最高。阿武隈川って大きいのね。
丸森というところでR118に乗り換えてさらにR6バイパスで南下。松川浦の南でK74を左折。太平洋岸に向かいます。
東北の旅はこれからもずっと続けようと思うのですが、これも現実。津波の後の相馬の沿岸部。道路のかさ上げ工事の重機の他には何もありません。緑が綺麗だと思ったら田んぼではなく、ただ打ち広がる雑草の野原です。震災以前を知らないけど、一度見ておかなければと思っていたのです。
しかし、ここから先辿ったコースはどれも福島の自然の懐の深さを感じられた素晴らしいツーリングでした。
南相馬ICからK12、川俣からR349、K50で葛尾、
走りごたえのある山越えのR399、
渓流沿いの景色が素晴らしいK41。
天気が良ければどれだけ気持ちが良かったことか…。とはいえ雨に煙る集落の空気は静かでなんともいえない、日本的原風景でした。

福島の現実を見る旅

途中の飯館村は広がる水田のほとんどがいまだ耕作されておらず、やはり雑草が広がって、除染で出た汚染土を入れた黒い土嚢がうず高く積まれていました。葛尾村は住民の帰りを待つ空き家が並び、未除染の区画にはロープが張られていました。コンビニも郵便局もブラインドが降ろされ、その駐車場には除染作業の車が並んでいました。東京でテレビで得られる情報はただの言葉でしかなく、実際に来てみて初めて福島は今も震災が続いるのだという現実を感じ取ることができました。

ブログはただただ楽しければそれでいいと思う私です。それは、どんなに突き詰めたとしてもネットでは越えられない壁の存在をいつも感じている気持ちの裏返しです。SNSで政治を批判するのも原発に反対するのも簡単ですが、福島に住む人たちの声を置いてけぼりにして、勝手に「やった気」になるのはどう考えても虚しい。震災以来、いろいろな人が声を上げ、ボランティア活動に参加し、天皇陛下に手紙を渡したりしましたが、何かがかみ合っていない気がしてなりません。

だからと言って何か行動できるわけではありません。
かといって「声を上げる」ことにも価値を見出せないのです。


葛尾村はこの夏休みから、帰還に向けた準備期間としてある程度まとまった日数の宿泊を認め始めましたが、帰宅するには役所に申請して、線量計を常に携帯し、その数値を報告する義務があるそうです。

今自分ができることは

私は村の人たちの故郷に帰る喜びと期待、その一方で線量計を持たされる現実の重たさの両方を思うだけで体が左右に引き裂かれるような気持ちになります。それぞれみんな言いたいことはあるのでしょうが、心を痛めた誰かがそばにいたら、まずその痛みを除いてあげるか、せめて肩を並べて寄り添ってあげるのが何より最優先だろうと私は思うのです。時間はどんどん流れてしまって、確かに今やらなければいけないことがあるのも解りますが、そっちばかりに目が行って、人間の痛みを忘れるようでは、言葉に説得力も出ないだろうに…。そんなことを思ってしまいます。
私は今自分がやるべきことは、ネットで誰かを批判することでも、どこかのデモに加わることでもなく、年に一度くらいかもしれないけど福島の空気を吸って人々の痛みに想いを致すことなんだろうと思っています。

番外

道があまりに気持ちがいいのと、ルートミスをしたのとで二日目は4時間ぐらい休憩なしで走ってしまった。夕方5時前に道の駅で食べた遅い昼食も2日連続で喜多方らーめんでした。これも美味しかったよ。
自分用のお土産はキーホルダーでした。
帰宅後のメーターはこんな数字。帰りの燃費は40km/l越え。すごいぞシルクロード。
やっぱりブログは楽しくね。
hirokiskt

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